伊能社中present's 地図教材コンテスト2014 |
地図教材コンテストとは、年齢・職業・性別などの制限を一切設けず、学校現場で使用してもらえる電子地図教材コンテストです。
創造性やデザイン・汎用性など様々な観点から審査し、入賞者を決定致します。
また、応募作品は全て電子地図教材共有サイトOpenTextMapに公開し、全国の教育現場で使用していただくことになります。
皆様の教材で、日本の地理・歴史教育を豊かにしてみませんか?
地図教材コンテスト2013
昨年行われました、地図教材コンテスト2013は、記念すべき第一回目のコンテストとなりました。第一回にも関わらず、高校生や現役教員。技術者や地理屋など様々なジャンルの方々からご応募頂きました。
その結果として、87個もの応募がありました。
教材の中には、独創的な作品や細部まで拘った職人芸のような作品など、主催者サイドが歓声を上げるほどの力作ばかりでした。
中でも、地方自治体で初めて地理空間情報をオープンデータとして公開している、北海道室蘭市のオープンデータなどのデータを組み合わせて作成 した防災教育教材『室蘭市オープンデータによる防災教育地図教材』は上位入賞とはならなかった物の、
OpenTextMapにて最高アクセス数(1ヶ月106回)を記録しています。
高校生が上位入賞者に!
昨年のコンテストで最も我々を驚かせたのは、当時高校2年生だった生徒が作成した『ケッペンの気候区分』でした。本作品は、高校生がケッペンの気候区分の理解をわかりやすくしたいという思いから作成されました。
細部までのビジュアルにまで気を配った作品であり、学校現場での高頻度利用も期待出来る作品です。
さらに驚かされたのは、ただの色分け地図では無いということです。
上記の図のように、Google earth上にスライドを埋め込むという技術を披露してくれたのです。
この技術を使用することで、電子地図教材を開いたままスライドでの説明を行えることになります。
おわりに |
昨年の教材コンテストを終えて、主催者側の我々は多くのことに気づかされました。
前述に記したように、Google earthにスライド画面を埋め込む技術や、歴史的な地図を現代の衛星画像に重ね合わせることなど、
応募者の自由な発想により、電子地図教材を教育現場で使用する新たなすべを授かったように思います。
地理・歴史教育を豊かにするためには、まだまだ前進しなければなりません。
今年行うコンテストにおいても、皆様からの新たな発想を取り入れた教材をお待ちしております。
最後となりますが、地図教材コンテスト2014の開催概要など決まり次第、本メルマガならびにホームページ等でお知らせ致します。
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